[下回り]の職人よりバトンを受けるのは空中戦のエキスパート[鉄骨取り付け職人]です。地上より100m以上離れた遥か高所にて、細い鉄骨の梁の上を渡り歩き作業を行います。わずか数ミリの狂いでも、一筋縄ではいかない。かなりの技術がないと、なかなかすんなりはおさまらないんです。
天候条件で空中での作業が難しくなることもありますが、その他にも鉄骨の品質によって取り付けが難しくなるといった現場もあります。こればかりは、新しく鉄骨を手配、組立、吊り上げていては工期に遅れが生じます。このような状況に柔軟に対応することも、鉄骨鳶に求められます。