鉄骨下まわり作業のメインは「玉掛け」作業になる。玉掛けとはクレーンなどで吊りあげるために荷にワイヤーを掛ける作業の事を言います。一見、簡単そうに思えるこの作業だが、実は鉄骨建方では最も危険で難しいのである。それは鉄骨の大きさや形によって吊り方や、吊った後の荷の角度にまで、気をくばらなければならないからです。
建物の形に合わせて、取り付け作業がしやすいように角度をつけて吊ったり。さらには地上で組み立てて、ユニットにして一気に吊り上げたり、高さをずらして一度に何本も吊ったり・・・実に様々です。